初作品『扉の向こう』(本編 55分)
脚本 So Nakamichi
監督 Satoshi Ogawa
主題歌 『トビラノムコウ』 作詞 So 作曲 Daiki
ストーリー
主人公ダイキの一夏の物語。高校時代に父を亡くし、夢をあきらめ中小企業に就職したダイキだった。
お盆休み、久しぶりに地元に帰ってきたダイキは、同窓会で久しぶりに友人達に出会う。
夢を叶えたヤツ、親になってるヤツ、みんな大人になっていた。
そんな、友人達を横目に、母から亡き父の想いを聞きダイキは悩まされてしまう。
ダイキの選んだ"人生”"道”とは・・・そして、、"本当に大切なもの”をみつけられるのか・・・。
友人達の働きかけでこの夏、ダイキの中で何かが変わりはじめる。
主 題
夢とか、希望とかそんなものに誰しもがあこがれる。
「馬で行くことも、車で行くことも、二人で行くことも、三人で行くこともできる。だが、最後の一歩は自分一人であるきださなきればならない」
ゲーテはこんな言葉を残している。必ず出会う「人生の分かれ道」にどうやって「一人」立ち向かうのか。
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監督コメント
まず今回、本作品の監督をさせてもらったことを光栄に思います。
そして、本作品に関して監督として、もっとも気を遣ったのは無論ダイキの心の変化です。体育館で突然笑顔になるシーンは短いシーンながらも、数回撮り直しを行いました。
ダイキの心の変化に注目してみれば、重要になってくるのが友人達の働きかけです。公園のベンチでアキと話し込むシーンは、カットとしては最も長いセリフがある部分でもあります。アキの名演技も見所ですが、それ以上に脚本担当の意図が見え隠れすると思っています。アキの発する一言一言がダイキを徐々に変えるきっかけになったことは言うまでもないでしょう。
もう一人、忘れられないのがリュウの存在です。リュウもダイキのために体育館を準備したり、またススムに対しても心配のまなざしを向けています。高校時代から何かと世話焼きだったことが伺える1シーンがカラオケのシーンだと思います。
そして、何よりもススムの存在は語る必要の無いぐらいダイキを心配している一人です。
浜松を舞台にお盆休みをフルに使ったダイキ改造計画と言ってもいいでしょう。私達の地元にこだわった本作品は、風景一つ一つに溢れてくる想いがあると思っています。。。
誰が見ても夢、希望を持てる作品になれたらいいなと考えます。
監督 Satoshi Ogawa |
脚本への思い
脚本への思いを一言で言い表すことはできません。
高校生へ向けたメッセージを織り込みながら、主人公を演じた岡部氏、そしてわたし自身へ向けて書いた脚本であり、そんな脚本が映像になった本作を見た方がそれぞれに何かを感じてくれればいいなと思います。
監督とはじめとする3人のスタッフ、出演してくれた皆さん、撮影に協力してくださった店舗・施設、上映する場を設けてくださった母校の先生方・生徒会・学園祭実行委員会の皆さん、・・・そして見てくれたすべての人に感謝です。
脚本 So Nakamichi
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